とにかくずっと寝ています。ずっとボーッとしています。
話しかけても返事がない。
旦那さんもこんな感じでしたか。
何がきっかけで治っていきましたか。
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はい、ずっと何年もそんな感じでした。
当時の私も、ずっと寝ているとかボーッとしているとか思っていました。
(主人は心で返事をしていたのかもしれませんが)
しかし、今思い返すと心の状態が悪くない時もありました。
寝ていたとかボーッとしていたとかはずっとではなかったなと思います。
心の状態が悪くない時は話しかけると返事もするし、起きてきてネットで映画を見たりもしていました。
うつ病の症状って人によると言いますが、基本は寝てボーッとしてまた寝てを繰り返す、そんな病なんでしょうね。
当時の私はそんな病を理解する余裕もなく、いや理解しようという思いもほとんどなく「なんで」「なんで」と主人に対して思っていました。
言葉に出すのではなく心で思っていただけなのですが、その思いが主人に伝わっていた事を後に思い知らされます。
そして更に容態は悪化していきました。
理解するのに越した事はございませんが無理に理解しなくてもいいと思います。
そんな時は『愛のある無視』。←vol.2
続いて何がきっかけて治っていったかと言うと、、、特にないです。
これです!と言えたらいいのですが、残念ながらないです。
毎日毎日の積み重ねでいつの間にか寛解していきました。
今も落ちたりする時もありますが自分で取り戻しています。
↑これはうつ病でなくても、生きていれば誰にでもいい時そうでない時は起こりうる事です。
自分で取り戻している主人を見ていると良くなったなということがわかります。
ただ思い当たる事といえば、私の思考が変わってからみるみる良くなっていったように思います。
もちろん本人の寛解したいという強い思いがあった上でのことですが。
その私の思考とは、私が私の事を1番に考えると言うことです。
それまでは主人の病気の事ばかり考えていました。
このご相談をきっかけに当時の手帳を思い出し探しました。
その頃使っていた手帳に書かれている内容を確認すると当時の考え方がよく分かります。
主人のうつ病の事ばかり考えていた頃と自分の事を1番に考えるようになった事がよく分かります。
何年も何年ももがき苦しかったのに良くなり出すと寛解まであっという間でした。
何がいいかは分かりませんが、
支えている側も病気になったり家庭が壊れてしまったり、これでは本末転倒です。
1日24時間の内、少しでも自分を1番に考える時間を作って頂きたいと思います。
そしてその時間を増やしてほしいです。
私達も人間です。
壊れる前に対策を立ててうつ病と戦っていきましょう。
美r 尾崎 好美